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夜鷹 [歴史]

有名なのは茣蓙一枚で夜道に立ち男を誘う夜鷹商売をするのは暗がりの路上で地面にしいた茣蓙の上です揚げ代は400文といわれて現代では500円のワンコインで遊べましたただし夜鷹は宿場や岡場所で通用しなくなった女で年齢も高く病気もちなのは常識でした夜鷹と遊ぶと鼻が落ちるといわれ性病の梅毒の末期では鼻がかけることがありました地獄と呼ばれる隠売女もいました素人の娘や女房が小料理屋の2階や知人の家を借り秘密に営業するもので揚げ代は1朱、2朱で現代の6200円から1万2500円ぐらいです岡場所の揚げ代に比べて高いのは素人を売りにしているからで月雪花寝物語に暗闇の色事にじごくのたのしみとあり秘密の色事なので地獄と言われていました芸者が酔った客に自分は芸を売っても体は売らないといいますが実際には芸者が客と寝るのは常識でした芸者が小料理屋や船宿の2階で隅田川に漕ぎ出した屋根船のなかで隠売女稼業をしていたとして町奉行に召し捕らえられる事件はあとを絶ちませんでした寛政10年には15歳から29歳の芸者46人が逮捕されています
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お歯黒 [歴史]

江戸時代結婚が決まるとお歯黒をしましたこれを判元服といい子供ができると眉をそりましたこれを本元服といいましたいずれも既婚の女性の印ですなぜお歯黒をするといえばお歯黒の黒は他の色に染まらないことから心変わりしない貞女の印とされたのである吉原などでは高位の遊女だけがお歯黒をしましたそれは客に対する貞節の印でもありましたお歯黒の原料はウルシ科のヌルデの木の若葉にできる虫こぶで主成分はタンニン酸ですお歯黒水は酢、米のとぎ汁、酒、茶汁などの中に折れた針や錆びた釘などを入れて作ったただし6ヶ月以上たたないといいお歯黒水はできませんこの五倍子粉と沸かしたお歯黒水を交互に歯につけていきますお歯黒は大変くさく渋かったので家人が起きる前につけてつけ終わったら嗽茶碗でうがいしました房ようじの普及など江戸では歯磨きの習慣が定着していたがお歯黒も原料の五倍子粉に含まれるタンニンの効果で歯をひきしめ虫歯や歯槽膿漏の予防に役立ちました

江戸シャンプー [歴史]

今でこそ毎日シャンプーする人がいますが江戸時代の一般庶民の洗髪は月に2,3回夏場はもう少し回数を増やす程度が普通でした一般に洗髪剤として使われたのは布のりとうどん粉です布のりは熱湯で溶いてその中にうどん粉を入れて髪を洗いその後熱いお湯できれいにすすぎましたそうすると髪についていた油もきれいに落ちて匂いも消えましたさらに髪がしっとり滑らかになり艶も出ました現代のリンスと同じです洗った髪は手ぬぐいで拭いてその後肩に前垂れなどを掛け自然乾燥させました江戸っ子の銭湯好きは有名で髪は自宅で洗うのが普通だったのか浮世絵でも銭湯で洗っている様子がありませんおそらく自宅で湯を沸かしてもろ肌になり縁側などで洗ったのでしょう遊女などは月1回で髪洗い日が決められていたので朝から庭で大がまに水を入れて沸かし順番に洗ったのでしょう

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